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 H29  ゴールデンウィーク期のフェリーターミナル等警戒

  
混み合う乗船口付近での警戒(手前は報道カメラマン)                         船内での確認のようす


 平成29年4月28日、小樽海上保安部は、ゴールデンウィークの多客期における、テロ行為及び船内犯罪の未然防止のため、旅客ターミナル及びフェリー船内における警戒を実施しました。
 今年度は新造船が導入(平成29年3月9日、小樽、新潟間航路に「らべんだあ」が就航)された効果もあってか、ゴールデンウィーク期間前の4月28日から予約客数が多い状況がみられたことから、同日からフェリーターミナル等の警戒を開始しました。

 新造船は公共スペースが減少、個室スペースが増加しているなど従来船とは異なる特徴を有しており、4月26日には同船を運航している新日本海フェリー鰍フ協力により実際に新造船「らべんだあ」船内を同船乗組員等と巡回する等の事前確認を実施しました。営業運航に向けて慌しく準備が進められる中、船内各所を確認するとともに、個室の増加に伴い必要となる、乗客の手荷物管理に関する留意点に関し意見交換を実施するなど、警戒実施に向けて万全の準備を整えました。
警戒実施当日は、船内警戒を新日本海フェリー叶E員と連携して実施まししたが、事前確認により確認の重点などを予め想定できていたこともあり、円滑に進行されました。乗客も初乗船者が多く、警戒中の海上保安官に船内の案内を依頼する乗客もいましたが、事前確認の成果により船内案内も問題なく実施しつつ、併せて手荷物の管理に関する注意喚起も行うなど、隙のない警戒が実施されました。
フェリー運航会社職員と海上保安官が共に警戒にあたる姿は、テロ行為及び船内犯罪の未然防止に対しては官民連携して万全の態勢であたっていくという強いメッセージの発信となりました。
東風も吹き、桜前線も道央地区(小樽、札幌など)にも到達、民家の軒先の梅もほぼ時を同じくして開花するなど、北海道にもいよいよ本格的な春が到来します。小樽海上保安部では官民連携して、ゴールデンウィーク期間中を通じ、今回同様の警戒や、港内巡回等にあわせた警戒を継続する予定としています。